電気代って、夏と冬は思った以上に高くなる!といった経験はありませんか?
我が家も毎年、エアコンをかける時期は2倍もの電気料金が請求されることがあり、もう少し安くならないかな?と常日頃見直しを考えています。
でも、電気を変える、ってそんなに簡単じゃないですよね。だけど、安くなるなら少しはチェックしておくのも悪くはありません。
この記事では、電気会社を変えて電気代がどう変わるか不安なあなたに、ここはみておいた方が良いポイントを5つご紹介します。
電気代を安くするには5つのチェックをする!
電気代を安くするには、以下の点に注意すると効果的です。
1. 契約アンペア数を適切に見直す
契約アンペア数は、ご家庭で使用できる電気量の上限です。必要な電力量よりも大きなアンペア数で契約していると、基本料金が高くなってしまいます。ご自身のライフスタイルに合ったアンペア数を見直し、必要に応じて変更しましょう。
2. 電気料金プランを見直す
電力会社によって、様々な料金プランが提供されています。時間帯別料金プランや、太陽光発電などの再生可能エネルギーを使ったプランなど、ご自身のライフスタイルに合ったプランを選ぶことで、電気代を節約することができます。
3. 節電する
こまめに電気を消したり、省エネ家電製品を使用したりすることで、電気代を節約することができます。具体的な節電方法としては、以下のようなものがあります。
- エアコンの設定温度を適切に調整する
- 照明をLED電球に交換する
- 待機電力を減らす
- こまめに家電製品のプラグを抜く
4. 新電力会社に切り替える
2016年の電力自由化以降、多くの新電力会社が参入しています。新電力会社の中には、大手電力会社よりも安い料金プランを提供しているところもあります。ご自身の状況に合った新電力会社に切り替えることで、電気代を節約することができます。
5. 電気代の比較サイトを利用する
様々な電力会社の料金プランを比較できるサイトがあります。これらのサイトを利用することで、自分に合った電力会社や料金プランを見つけることができます。
その他、以下の点にも注意すると良いでしょう。
- 電気代の支払い方法を見直す
- ポイントやキャンペーンを活用する
- 自治体の節電プログラムに参加する
電気代は、生活の中で大きな出費となります。上記のような点に注意することで、上手に節約し、賢く電力を使っていきましょう。
電気が安くなった理由ってなんですか?
1. 発電部門の自由化(1995年)
従来、発電部門は10の電力会社が独占していましたが、この規制が緩和され、新規事業者の参入が可能になりました。これにより、石油やガスなどの火力発電や、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを使った発電所などが建設されるようになりました。
2. 送配電部門の独立(2000年)
発電と送配電を一体で行っていた10の電力会社は、送配電部門を独立した会社に分割しました。これにより、送配電網は中立的な事業者が管理することになり、新規の電力会社も送配電網を利用して電力を供給することが可能になりました。
3. 小売部門の自由化(2016年)
家庭や小規模な事業者向けに電力を販売する小売部門についても自由化されました。これにより、顧客は従来の電力会社だけでなく、新規参入した電力会社からも電力を購入することができるようになりました。
電力民営化のメリットとデメリット
電力民営化のメリットとしては、以下のことが挙げられます。
- 料金の競争: 電力会社間の競争が促進されることで、料金の引き下げが期待できます。
- 選択肢の増加: 顧客は、様々な料金プランやサービスを提供する電力会社から自由に選択することができます。
- イノベーションの促進: 新規事業者の参入や競争が活発化することで、新しい技術やサービスの開発が促進されることが期待できます。
一方、デメリットとしては、以下のことが挙げられます。
- 安定供給への懸念: 送電網の運用や災害時の対応など、安定供給への懸念が残されています。
- 料金格差の拡大: 地域や顧客層によって料金格差が広がる可能性があります。
- 高齢者や低所得者への配慮: 電力自由化の恩恵を受けられない高齢者や低所得者への配慮が必要となります。
電力民営化の現状
電力民営化から8年が経過しましたが、料金の値下げは限定的であり、地域や顧客層によって料金格差も拡大しています。また、新規参入する電力会社も限られており、真の競争が生まれていないという指摘もあります。
今後は、電力市場の健全な発展に向けて、以下の課題に取り組むことが重要となります。
- 送電網の運用ルールの整備
- 顧客情報保護の強化
- 高齢者や低所得者への支援策の充実
参考情報
- 資源エネルギー庁: https://www.enecho.meti.go.jp/
- 電気事業連合会: https://www.fepc.or.jp/
- 一般社団法人日本エネルギー経済研究所: https://eneken.ieej.or.jp/en/
電力民営化での消費者メリットはこれ!
電力民営化の主なメリットは、以下の3つが挙げられます。
1. 電気料金の選択肢が増える
従来の電力会社に加え、新規参入した電力会社からも電力を購入できるようになるため、料金プランを比較検討し、より安価なプランを選択することが可能になります。
2. ライフスタイルに合ったプランを選べる
時間帯別料金プランや、太陽光発電などの再生可能エネルギーを使ったプランなど、様々な料金プランが登場しています。 自分のライフスタイルやニーズに合ったプランを選ぶことで、電気代を節約することができます。
3. 環境に配慮した電力を選べる
再生可能エネルギーを使ったプランを選択することで、CO2排出量の削減に貢献することができます。
その他にも、以下のようなメリットが期待できます。
- 顧客サービスの向上
- 新しい電力サービスの開発
- 電力市場の活性化
電力民営化の注意点
電力民営化にはメリットだけでなく、以下のような注意点もあります。
- 料金体系が複雑になる
- 悪質な事業者が出現する可能性
- 停電などのリスク
電力会社を選ぶ際には、料金だけでなく、サービス内容や評判なども比較検討することが重要です。 また、契約前に契約内容をしっかりと確認し、不明な点は電力会社に相談しましょう。
まとめ
電力民営化は、消費者にとって電気料金の選択肢が増え、ライフスタイルに合ったプランを選べるなど、多くのメリットをもたらす可能性があります。
一方で、料金体系が複雑になるなどの注意点もありますので、電力会社を選ぶ際にはしっかりと情報収集を行い、自分に合った電力会社を選択することが重要です。
ライフスタイルやプランなどを検討す流ことで、今よりもっと電気代が安くなる可能性も生まれますね。